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川上冬崖

(かわかみとうがい)

文政10年(一八二七)〜明治14年(一八八一) 長野県松代に生れ、静岡県熱梅で没。旧姓は山岸。名は万之丞、のち寛。

18歳の時江戸に出て、大西椿年に学んで岸太年と称した。のち蘭学をもって幕府の藩所調所に入り、絵画取調出役、画学局出役となって、西洋画法を研究しながら後進を指導した。明治維新後、開成所、大学南校、文部省などに勤め、明治3年聴香読画楼を開設して西洋画法を教えた。文人画家としても活躍した。明治10年第1回、同14年第2回内国勧業博覧会審査主任。近代洋画の先駆者として知られる。

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