0147

恩地孝四郎

(おんちこうしろう)

明治24年(一八九一)〜昭和30年(一九五五) 東京に生れ、同地で没。

明治42年葵橋洋画研究所に学んだ。翌43年東京美術学校に入学したがアカデミックな教育に反発し大正4年中退。大正5年室生犀星、萩原朔太郎と詩誌『感情』を創刊。同6年朔太郎の詩集『月に吠える』の装幀と挿絵を担当。大正7年日本創作版画協会の創立に参加。昭和2年、第18回帝展入選。翌3年『北原白秋全集』などの装幀を手がけ、装本家としても知られた。同6年日本版画協会の創立に参加して常務委員となる。同11年国画会会員。日本の創作版画の振興に貢献し、また早くから版画による抽象表現の可能性を追求しつづけた。代表作は『〈氷島〉の著者(萩原朔太郎)』。

番号

書目名

詳細

著者

出版社

刊年

価格